抄録
細骨材粒径を0.6~1.2、1.2~2.5、2.5~5mmの3水準で、目標空隙率を10、20、30%の3水準でそれぞれ変化させたポーラスモルタル(POM)の吸音特性について実験的検討を行った。測定には音波のランダム入射を想定し、アンサンブル平均を利用した材料の吸音特性のin-situ測定法(EA法)を適用した。実験結果に基づき上記因子がPOMの吸音特性に及ぼす影響について知見を得るとともに、特に粒径0.6~1.2mmの細骨材を用いたPOMにおいては、吸音率のピーク値は粒径が大きい場合に比して小さいものの比較的広い周波数帯域をカバーする吸音特性が得られることを示した。