2016 年 70 巻 1 号 p. 328-335
主材料を高炉スラグ微粉末とフライアッシュを用い高強度発現性と耐久性を有する環境負荷低減コンクリートについて、特に耐凍害性の向上を図るための検討およびフレッシュ性状の改善について実験的な検討を行った。その結果、普通ポルトランドセメントを使用した同程度の圧縮強度および空気量のコンクリート硬化体と比較して耐凍害性は低くなった。このため空気量の増加および粗大気泡の除去を施し、アルカリ刺激材に普通ポルトランドセメントまたは乾燥スラッジ粉末を粉体質量の15%使用することにより目標とする耐凍害性を示す条件を見いだした。また、フレッシュ性状ではダイラタンシー性を低減する方法について検討した。