2017 年 71 巻 1 号 p. 331-338
近年、環境負荷低減及び産業副産物の利用が求められており、高炉セメント利用が求められている。しかし、高炉スラグセメント硬化体は凍害劣化抵抗性が非常に低いことが問題視されている。本研究では高炉スラグの添加が凍結融解過程での膨張-収縮挙動に及ぼす影響に関して検討を行った。高炉スラグの添加により細孔構造が緻密化し、-40℃付近での膨張量が増大することが確認された。また、解析結果より、-40℃付近での膨張挙動は微細構造から気泡へ不凍水が移流することによる応力によるものであることが明らかとなった。