2017 年 71 巻 1 号 p. 470-477
結合材料の特性が低水結合材比ペーストのみならず超高強度コンクリートの練混ぜ性に影響を及ぼすことを明確にすべく、コンクリートの構成相が練混ぜ性に及ぼす影響について検証実験を行った。本研究においてミキサ電流値はコンクリートの練混ぜ状態を概ね反映して推移したことから、これらに基づき練混ぜプロセスを2つの段階に区分すると共に所要練混ぜ時間を計測した。その結果、超高強度コンクリートの練混ぜ性は骨材体積割合の影響を殆ど受けず、同一結合材を用いたペーストの練混ぜ性と変形性の2つに支配されることが実証された。またコンクリートとペーストで練混ぜ性が逆転する現象は、構成相であるモルタルの変形性の違いに起因することが示唆された。