2017 年 71 巻 1 号 p. 704-710
ポーラスモルタル(POM)の音響材料としての用途開発に資するため、POM板の吸音特性に及ぼすPOM層の総厚および背後空気層の有無の影響について検討するとともに、乾式二重床を模擬した木造床の中空部にPOM板を敷設し、それら木造床の床衝撃音遮断性能について実験的検討を行った。その結果として、①POM板の吸音特性は、POM層の総厚を増すことなく背後空気層により制御可能であること、②軽量床衝撃音に対してはPOM板を直接敷設しその総厚を大きくすることが、重量床衝撃音に対してはPOM板背後に空気層を設けることが床衝撃音レベル低減の面でそれぞれ有効であると考えられること等が実験的に示された。