2018 年 72 巻 1 号 p. 129-135
フライアッシュのポゾラン反応における生成物は、主にC-S-H、C-A-HおよびC-A-S-Hであるが、フライアッシュの組成が反応生成物に及ぼす影響について検討した例はほとんどない。そこで本研究では、フライアッシュの組成が反応生成物に及ぼす影響を基礎的に検討するために、フライアッシュと水酸化カルシウムを混合したFA-CHペーストにおいて、反応に伴う水酸化カルシウムの消費量、結合水量および反応生成物を定量した。その結果、ガラス組成中におけるAl/Si比が0.33以上と高いフライアッシュでは、ガラス相からのAl/Si溶出量比が高く、結合水量が多いC-A-HやC2ASH8を生成しやすい傾向があることが明らかとなった。