セメント・コンクリート論文集
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コンクリートの試験・評価
O漏斗試験装置を活用したレオロジー定数の推定方法に関する一検討
山之内 康一郎山口 晋伊藤 義也伊藤 康司
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2018 年 72 巻 1 号 p. 136-143

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抄録

コンクリートの管内流動をコンクリートと管壁との間に存在する薄い水膜との2層流れと仮定すると、流量はBingham流量、滑りによるコンクリートの移動量及び水膜の体積で与えられる。本研究では、O漏斗試験装置の上部に試料容器を増設し、漏斗の流出管入り口の水頭差を3水準として流量を測定するとともに、加圧脱水試験を併用して、脱水量を基に管壁面に生じる水膜の厚さとコンクリートの滑り速度を計算してBingham流量を求め、これをBuckingham式に適用してレオロジー定数の概略値を推定する方法を検討した。さらに、この概略値に補正係数を乗じて予測した流量は、圧送試験装置による実測流量と比較的近似した値となり、簡易に流量予測ができる可能性が示された。

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© 一般社団法人セメント協会
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