2019 年 73 巻 1 号 p. 65-70
静電ベルト式分離方式により処理したフライアッシュ(FT)の化学的性質や物理的性質を未処理のフライアッシュ(F)と比較するとともに、それらを異なる基材セメントと組み合わせて調整したフライアッシュセメントにおける水和特性について検討した。FとFTでは化学組成や鉱物組成とくにガラス相量については大きな変化はなかったが、FTの強熱減量が1%以下となり、大きな異形状の粒子が減少した。FTの利用により、分散剤を添加したペーストの見かけ粘度はFの場合より小さな値を示した。また、FAセメント中のFAや基材セメントの反応については、FTを用いた方がFの場合より大きな値を示した。