2020 年 74 巻 1 号 p. 105-110
地球温暖化への対策としてCO2排出削減を行うためにはさらなる高炉セメントなどの混合セメントの利用拡大が必要である。しかしながら高炉セメントを使用したコンクリートの場合には普通ポルトランドセメントを使用する場合より長い養生を必要とする。そのため高炉セメントを積極的に使用するためには初期強度発現の改善が必要である。そこで本研究では高炉スラグ微粉末の反応性に及ぼす各種無機塩の影響を明らかにすることを目的とした。その結果、無機塩を混和した場合、高炉スラグ微粉末─水酸化カルシウム固化体において初期材齢から強度増進が見られ高炉スラグ微粉末の反応が促進することを明らかにした。特にアルミネート系の水和物が異なること、Si鎖の重合が異なることを固体NMR測定によって確認した。'