本研究は、老朽化したRC柱の補強技術に関する実験研究である。実験供試体には普通コンクリートおよび普通コンクリートにビニロン繊維を添加したコンクリートで製作した2種類のRC柱を用いて一軸圧縮試験による応力履歴を与え、これを補修・補強する。応力履歴時のひび割れを補修し、展張格子筋を配置して接着剤を塗布し、無収縮モルタル材で40mm増厚補強した。その結果、本提案する補強法を実施することで、応力履歴時の耐荷力に対して、展張格子筋の主筋および帯筋で耐荷力を分担し、2.0倍以上の補強効果が得られた。よって、本補修・補強法は老朽化したコンクリート性の橋脚はRC柱の補強技術として実用的であると考えられる。