低塩基度(1.6程度)のCaO-MgO-Al2O3-SiO2系ガラス(模擬スラグ)および海外の高炉スラグを用いて、せっこう(CS)と亜硝酸カルシウム(CN)併用による水和反応や強度発現性への影響を検討した。低塩基度スラグにCNとCSを併用した場合、CN添加によってスラグからのAlの溶出が高められ、これがCSと反応することでEttringite(Et)の生成量が著しく増加する。これにより低塩基度スラグの水和発熱と結合水量は、高塩基度スラグ(CS添加)と同レベルになった。しかし、Etの過剰な生成は長期的な強度発現を低下させるため、低塩基度スラグの強度改善を図る際、せっこう量は最小限に抑えた方が良いとの知見を得た。