本研究では、高炉スラグ微粉末(GBFS)を混合したセメントの初期強度発現性と水和反応に及ぼす石こう粉末度の影響について検討した。粉末度の高い石こうを添加した方が粉末度の低い石こうを添加した場合に比べ、GBFSを混合したセメントの材齢3日までの強度発現性は向上するが、材齢7日では強度発現性は低下する傾向を示した。水和反応解析の結果から、粉末度の高い石こうを添加することによるGBFSを混合したセメントの材齢3日までの強度発現性の向上はエーライトの反応促進、材齢7日での強度発現性の低下はアルミネート相の反応が遅延しエトリンガイトの生成も遅延することが要因の一つであると考えられる。