本研究では、モルタルの硬化過程における電気特性の変化について知見を得ることを目的とした。水セメント比とセメントの種類を変更し、インピーダンスの変化を0h~96hの範囲で測定した。普通ポルトランドセメントのCole-Cole plotより、RC並列回路の特性が得られた。電気抵抗率は、打設直後から3~4hまでは緩やかに減少し、それ以降は急激に増加した。水セメント比が0.5において、5MHzより低周波側では、早強、普通、低熱ポルトランドセメントの順で比誘電率のピーク値は低下した。一方、20MHzより高周波側では順序は逆になった。これらの変化について、セメント成分のイオン化と水和反応の観点から考察した。