2023 年 77 巻 1 号 p. 206-212
高炉スラグ微粉末(GGBS)の置換率が異なり蒸気養生を施したモルタルの強度発現性におけるカルシウムサルホアルミネート系早強材(EA)が及ぼす影響について検討した。EAの添加により、GGBS置換率に関わらず蒸気養生終了直後の脱型時の圧縮強度は増加する結果となった。EAの添加による脱型時の圧縮強度の増加量に及ぼすGGBS置換率の影響は小さい結果となった。強度増加の要因としては、エトリンガイト(AFt)等の水和物の生成による結合水量の増加によるものと推察される。材齢28日時点においてEAの添加による圧縮強度の低下は見られず、GGBS置換率25~75%では圧縮強度の増加が確認され、細孔構造の緻密化が確認された。