2026 年 79 巻 1 号 p. 312-318
土木学会コンクリート標準示方書[設計編]では、鋼材腐食発生限界塩化物イオン濃度(Clim) が結合材の種類ごとに水結合材比の関数として示されているが、シリカフュームを用いた場合のみ水結合材比に よらず1.2kg/m3とされている。この値は他の結合材より小さい値となっているが、実験値に基づいたものではない。そこで本研究では、シリカフュームを用いたコンクリートにおけるClimを実験的に得るこ とを目的として検討を行った。その結果、シリカフュームを結合材の4~8%用いたコンクリートのClimは、普通ポルトランドセメントと同程度以上の値であることなどが明らかとなった。