2026 年 79 巻 1 号 p. 296-303
3Dプリンティング技術により造形されたコンクリート・モルタル(3DPコンクリート・モルタル) においては、吐出造形プロセスに起因して内部空隙が圧潰および伸長することが示唆されている。加えて、3DPコンクリートの耐久性能に関する検討において耐凍害性に関する検討が不足している。本研究では、積層ピッチが内部空隙の構造変化および硬化体の耐凍害性に及ぼす影響を評価した。その結果、積層ピッチの減少により材料吐出における圧力が増加し、個々の内部空隙の圧潰させる以上に、内部空隙同 士の連結を促進することが分かった。加えて、液体窒素を用いた凍結融解試験では、積層ピッチが小さく なると耐凍害性が低下することが分かった。