茶業研究報告
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一番茶期における降ひょうが新芽への被害と収量に及ぼす影響
忠谷 浩司今村 嘉博近藤 知義山口 有希志和 将一奥村 茂夫
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2014 年 2014 巻 118 号 p. 118_11-118_17

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抄録
新芽形質の異なる茶園や直がけ被覆茶園におけるひょう害の発生状況の違いを検討するとともに,ひょう害がチャの収量に及ぼす影響を調査した。
芽重型茶園ではひょう害による葉の脱落が多く,これには摘採面上の芽の密度などが影響していると考えられた。また,直がけ被覆茶園ではいずれの損傷芽も少なく,特に葉の脱落を顕著に低下させ,被害を軽減する効果が高かった。
降ひょうによる収量への影響では,降ひょう前後で新芽数に変化はなかったが,降ひょう後は葉の脱落,芽折れなどによって,百芽重が降ひょう前と比較して約13%軽くなり,収量は約12%減収した。芽数型茶園で10%以上の減収が認められたことから,葉の脱落が多くなる芽重型茶園では,さらに減収率が高まると推察された。
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© 2014 日本茶業学会
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