抄録
2年生苗を移植する際,主幹から再生した枝条数を摘芽処理によって変えた場合,個体当たりの総枝条長,着葉数および枝条の総生体重は枝条数の多い個体の方が少ない個体よりも大きかった。しかし,平均枝条長,平均枝条生体重および個体内最大枝条の生体重は,個体当たりの枝条数に関して上記と逆の関係であった。
また,木化根のTAC含量と個体当たりの枝条数については,枝条数の少ない場合,移植後4月から8月までのTACの減少が大きく,8月から11月間の蓄積も枝条数の多い個体より少なかった。これには,枝条数の少ない個体では,木化根重に対する枝条重の割合が少ないことが関係しているものと考えられた。