CHEMOTHERAPY
Online ISSN : 1884-5894
Print ISSN : 0009-3165
ISSN-L : 0009-3165
尿路性器感染症におけるTA-058の臨床的評価
藤村 宣夫山本 修三湯浅 健司黒川 一男
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 32 巻 Supplement2 号 p. 637-641

詳細
抄録
泌尿器科領域の尿路性器感染症にTA-058を使用し, つぎの成績を得た。
1) 投与法は1回1~2gを朝夕2回, 5~10日間, one-shot静注または点滴静注した。
2) 臨床成績は複雑性尿路感染症 (12例) で66.7%, 急性睾丸炎 (4例) で100%の有効率を得た。
3) 細菌学的効果は21株中, 消失17株 (80.9%), 存続4例であった。
4) 副作用では全例に何ら憂慮すべきものを認めなかった。
著者関連情報
© 社団法人日本化学療法学会
前の記事 次の記事
feedback
Top