1984 年 32 巻 Supplement4 号 p. 1-10
Sulbactam (SBT) とCefoperazone (CPZ) を1: 1に混合した合剤は, S. aureus, R+E. coli, P. mimbilis, P. vulgaris, P. morganii及びB. frugilisに対し著明な協力的抗菌力を, Semtia, Cltrobacter及び
E. cloacaeに中等度の協力作用を示したがCPZ耐性株か少ないS. epidermidisとS. pyogems及びPs. aemginosaに対しては協力作用が明らかでなかった。またSBTによるβ-lactamase不活化の影響は, P. vulgarisにおいて阻害剤除去後約60分続き, S. aureus 209PとP. vulgarisの混合培養では, CPZ単独では培養開始後数時間てCPZか破壊され, 両菌とも再増殖を開始するが, 合剤ではCPZは24時間後まて培地中に証明され, 菌の再増殖も見られなかった。