CHEMOTHERAPY
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Salbactam/Cefoperazone療法の臨床的検討
安達 正則村山 由美子岡野 玲子河合 美枝子中野 昌人滝塚 久志岡山 謙一勝 正孝
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1984 年 32 巻 Supplement4 号 p. 188-191

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抄録

β-lactamseのinhibitorであるsulbactamと第3世代のcephem系抗生物質cefoperazoneとの配合剤 (1:1) を, 呼吸器感染症6例, 尿路感染症9例, 胆道感染症1例の計16例に投与した。投与量は1回291日2回で, 投与期間は4~21日間であり, 全例点滴静注で投与した。その結果, 呼吸器感染症50%, 尿路感染症78%の有効率が得られ, 全体での有効率は63%であった。副作用は1例に下痢がみられ, 臨床検査値異常は, 好中球の減少が1例認められた。

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© 社団法人日本化学療法学会
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