CHEMOTHERAPY
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呼吸器感染症に対するSulbactam/Cefoperazoneの臨床的検討
小林 宏行高村 研二河野 浩太
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1984 年 32 巻 Supplement4 号 p. 226-229

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抄録

呼吸器感染症10例に対し, SBT/CPZ1回2g, 1日2回の点滴静注により臨床効果を検討した。全対象例が前投与抗生剤無効例であったが10例中7例か有効と判定され有効率70%であった。また, このうち前投与CPZ無効2例に本剤が投与されたが, 有効1例, 無効1例であった。有効例の起炎菌は不明であったが無効例の起炎菌はβ-lactamase (+), CPZに対するMIC100μg/mlのE. coliであった。
副作用およひ臨床検査値異常は全例にみられなかった。
以上より, 本剤は呼吸器感染症, とくに下気道領域における難治性感染症に有用な薬剤と考えら礼今後SBTの肺組織への移行性をも含めて十分に検討するに値する薬剤であると考えられた。

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