味の素株式会社生物科学研究所 味の素株式会社中央研究所
1988 年 36 巻 8 号 p. 578-582
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レンチナンはsarcoma-180の固型疵には著効を示すが, 腹水癌には無効である。しかしながら, あらかじめ固型癌担癌としておいたマウスの腹腔に腫瘍を再移植した場合にはレンチナンは著しい延命効果を示す。レンチナンはsarcoma-180固型癌による随伴免疫の誘導および固型癌切除後に残存する随伴免疫の増強に効果が認められた。このsarcoma-180実験系ではレンチナンは手術前の投与でも手術後の投与でも腫瘍再発の抑制に有効であった。
日本化学療法学会雑誌
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