CHEMOTHERAPY
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MycobacteriaにたいするSulfonamides及びHomosulfamineの呼吸阻害作用に関する研究I
呼吸阻害の機作
束村 道雄橋本 正
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1956 年 4 巻 1 号 p. 43-46

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抄録
Sulfonamides(S剤)が好気的呼吸の阻害作用を有することは,BARRoNandJACoBs(1937),CHUandHASTINGS(1938),DORFMAN,et al.(1940,1942),SEVAG et al.(1942,1945)によつて報告されて以来多数の報告がある。これらの報告はSEVAG(1946),NORTHEY(1948),柴田(1948),三浦(1949),SEVAO,e tal.(1950)などによつてreviewされている。これらの綜説にある様にS剤の呼吸阻害の機作については相当に多数の酵素阻害が報告されているが,その中でSEVA・G(1946,1950)はその綜説中でS剤がflavoproteinの機能を阻害することを想像している。また久保(1950)億sulfathiazoleがaminoacidoxidaSeを阻害することを報告している。
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© 社団法人日本化学療法学会
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