岡崎市民病院緩和ケア内科
2024 年 38 巻 7 号 p. 29-
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主な消化器癌(食道,胃,大腸,肝臓,胆嚢・胆管,膵臓)による死亡数は総がん死亡数の半数近くを占め,緩和ケアの場で遭遇する頻度は多い.他方,癌に伴う消化器症状はどの癌でも問題となり,手術,内視鏡治療,放射線照射などが症状緩和に有効な手段となる.処置を行うかどうかは専門医の判断になるが,患者の意思・希望が尊重されるべきであり,患者と長く接する地域の医療者の役割は大きい.本稿では,主な消化器癌と癌に伴う消化器症状について,専門医と連携する上で知っておきたいことを中心に取り上げた.
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