日本畜産学会報
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チーズの脂質に関する研究
III. チーズからのセラミドの分離
藤島 利夫伊藤 精亮藤野 安彦
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1971 年 42 巻 11 号 p. 566-569

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抄録

ブルーチーズ中に,セラミド(スフィンゴシン塩基のN-アシル誘導体)の存在することがみとめられた.ブルーチーズからケイ酸カラムクロマトグラフィーによりセラミドを単離し,これを加水分解して,その構成分の組成をガスクロマトグラフィーによって調べた.構成脂肪酸として15が見出され,そのうちC23:0, C22:0, C24:0,C16:0などが主なものであった.構成スフィンゴシン塩基としては7つ見出され,そのうち特に多かったのはC16-スフィンゴシンとC18-スフィンゴシンであ〓た.

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