慶應義塾大学 Keio University
2018 年 23 巻 1-2 号 p. 53-60
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日本の山岳信仰を聖なる景観の観点から捉えると、自然と文化をつなぐものであるといえる。日本の山岳信仰の特徴は、神と仏の融合にあったが、明治時代初期の神仏分離によって覆った。現代では山岳信仰の聖地は、世界遺産や文化財に登録され、大きく変容してきている。大きな変動の中にある日本の山岳信仰を事例として、西欧風の自然と文化や、聖と俗の概念を超克するという観点から論じる。
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