中部日本整形外科災害外科学会雑誌
Online ISSN : 1349-0885
Print ISSN : 0008-9443
ISSN-L : 0008-9443
原著
大腿骨頚部骨折に対するDirect anterior approachによる人工骨頭置換術の経験
―後方アプローチとの比較を医師, 看護師, 理学療法士から総合的に見て―
藤井 秀人吉田 晃青木 信之小川 恭一土井 佳子佐々木 正詞
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2010 年 53 巻 1 号 p. 1-5

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抄録
【目的】Direct anterior approach(以下DAA) と後方アプローチで行った人工骨頭置換術について, 医師, 看護師, 理学療法士の立場から比較検討すること. 【対象】2007年1月~11月までに後方アプローチで手術を行った13股と, その後2009年6月までにDAAで手術を行った24股(以下DAA群) を対象とした. 【方法】術中術後出血量などの手術侵襲, 病棟看護師へのアンケート調査, 術後のリハビリの進展, 術後在院日数を比較検討した. 【結果】手術侵襲については両群間に差はなく, 看護師や理学療法士から見た術後の病棟での管理はDAA群の方に好意的な意見が多かった. 歩行器歩行開始時期, T字杖歩行開始時期, 術後平均在院日数ともにDAA群において有意に短縮した. 【結論】DAAに変更後は病棟, リハビリスタッフの業務状況が改善して満足度が高く, 早期の機能回復・退院が可能であった. スタッフの満足度が高い治療であれば, 患者にも満足度の高い治療に結びつくと考える.
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© 2010 by The Central Japan Association of Orthopaedic Surgery & Traumatology
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