抄録
現在生産されているカラマツのコンテナ苗は裸苗より形状比が高く,植栽後の伸長成長が鈍い可能性があり,苗木生
産技術の改善が課題である。本研究では,形状比を抑えつつ苗高25cm 以上を確保するコンテナ苗の生産方法を探るた
め,育苗時の施肥量と育苗密度を変えて試験を実施した。その結果,多肥料,高密度は形状比を大きくする傾向があ
り,平均形状比が80 を下回ったのは,密度を1コンテナあたり24 本に抑え,施肥量を最少にした処理区のみであっ
た。施肥量の調整だけで形状比を抑えることは難しく,育苗密度を下げることが形状比の抑制に有効と考えられた。