抄録
ヤシ殻ピートに代わるコンテナ苗の基本用土を検討するために,岐阜県産針葉樹バーク堆肥を用いてヒノキ実生コンテナ苗を作成した。バーク堆肥を基本用土に用いると,培地の沈下が成長に負の影響を及ぼすことが知られている。そこで,1)バーク堆肥を標準位置まで圧縮充填した処理区,2)バーク堆肥80%と赤玉土20%を標準位置まで圧縮充填した処理区,3)バーク堆肥を容器の上端まで圧縮充填した処理区の3処理区間で培地残量と成長特性を比較した。苗高と地際直径,根の張り具合は,処理区3で最大値を示し,培地残量と有意な正の関係を示した。よって,最初に充填する培地の量を多くすることで良好な成長が得られると考えられる。