Colloid & Interface Communications
Online ISSN : 2758-5379
特集記事
Lectureship award受賞者がみた日本コロイド界面化学研究の国際化
Erica WanlessTommy Nylander
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2024 年 49 巻 1 号 p. 2-7

詳細
抄録

第74回コロイドおよび界面化学討論会は2023年9月13~15日に信州大学長野(工学)キャンパスで行われました。新型コロナウイルスに伴う規制が緩和され対面での実施が容易になったため、Lectureship award受賞者であるニューカッスル大学(オーストラリア)のErica Wanless教授、およびルンド大学(スウェーデン)のTommy Nylander教授についても来日・学会に直接ご参加いただくことが可能となりました。Wanless教授およびNylander教授は、いずれも第一線のコロイド界面化学研究者であるだけでなく、コロイド界面学会の会長という重職の経験者/現職でもあります(Wanless教授:Australasian Colloid and Interface Society, 2022、Nylander教授:European Colloid and Interface Society, 2023-2024)。また、Wanless教授とNylander教授はお二人とも、長年にわたって日本の産学と共同研究を行っており、日本との強い協力関係をお持ちです。Lectureship award受賞はこれまでの日本との関係を振り返っていただくとともに、将来についてのお考えも伺う良い機会と考えました。そこで、先生方が日本とこれまでどのように関係を築いてこられたのか、また日本のコロイド界面科学研究の国際化にどのような期待をされているか等、についてご寄稿を依頼しました。部会の雑誌はこれまで基本的に日本語で出版されていますが、今回は例外としてWanless教授とNylander教授の寄稿は原文(英語)そのままで出版することとしました。世界的にも一流と認められる教授の(論文ではない)英語をそのまま目にすることのできる数少ないチャンスと考えたためです。

〔担当:マクナミー・キャシー(主担当)、景山元裕、熊谷仁志、近藤剛史、柴田裕史(五十音順)〕

 

Wanless教授からの寄稿:「長い友情:日本-オーストラリアのコロイドと界面化学」

A Long Friendship: Japan-Australia Colloid and Interface Science

The University of Newcastle Erica Wanless

 

Nylander教授からの寄稿:「ヨーロッパにおける日本コロイド・界面化学」

Japan Colloid Interface Science in Europe

Division of Physical Chemistry, Lund University, President of European and Colloid and Interface Society Tommy Nylander

著者関連情報
© 2024 公益社団法人日本化学会コロイドおよび界面化学部会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top