Colloid & Interface Communications
Online ISSN : 2758-5379
49 巻, 1 号
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巻頭言
  • 武仲 能子, 椛島 真一郎, 生成AI
    2024 年 49 巻 1 号 p. 1
    発行日: 2024/03/10
    公開日: 2024/03/10
    ジャーナル オープンアクセス

    皆さんは、最近話題の生成AI(ChatGPT)を使われたことがあるだろうか? 委員長の私(武仲)はまだ使ったことがなく、「ChatGPTに質問したらこんな答えが返ってきた」とか「ChatGPTに作文してもらった」などという話を聞くたび、便利なことができるのだなと興味津々だった。今回、巻頭言の執筆依頼をいただき、副委員長の椛島氏に執筆内容について相談した結果、念願の生成AIとの共著(?)が実現した。

    広報委員会は、現在15名の委員で活動しており、主な業務は部会ホームページの管理である。また昨年からC&Iジャーナルが電子化されたことに伴い、J-STAGEへの記事のアップロードも担当している。C&Iジャーナルの編集自体は編集委員会マターであるため、C&Iジャーナル電子化に当たっては、かなり前から編集委員会と意見交換や調整を進めてきた。

    さて、昨年秋のコロイドおよび界面化学討論会の会期中に、広報委員会はコロナ後初の対面でのミーティングを行った。その内容について、ライオンの生成AIチャットボット「LION AI Chat」に、200字で議事録を要約してもらったものが以下である。

     

    「2023年9月12日、信州大学長野(工学)キャンパスで広報委員会の打ち合わせが行われました。目的は、広報活動の方向性について意見交換することです。結論としては、著作権に気を付けつつ、部会活動をホームページで広報するために編集委員会と連携し、情報を共有するシステムを検討することが決まりました。また、収益化の一環として有料動画企画案を検討中であり、資料共有システムの導入も考えています。その他、コロイド異人館のコンテンツ作成や部会役員および委員一覧の更新も行う予定です。(230文字)」

     

    ハテナな部分も多少あるが、よくまとまっている。もうこれで広報委員会の活動紹介としては十分な気がするが、一応委員長(ヒト)の立場から補足を入れておく。情報共有システムとは、何らかのクラウドを使って、委員間での情報共有をスムーズにし、引継ぎなどをしやすくする目的で導入を考えている。ただ昨今、委員メンバーの所属先の情報セキュリティがどんどん厳しくなっており、どのような方法が良いか検討中である。有料動画企画は、まだアイデア段階で具体的な提案があるわけではない。

    広報委員会では、まだしばらくは生成AIに仕事を譲ることは難しいが、上手に活用することを模索してみたい。この先更に生成AIが発展したら、、、上記の巻頭言も実は生成AIが書いた、なんて未来がやってくるかもしれない…。

特集記事
  • Erica Wanless, Tommy Nylander
    2024 年 49 巻 1 号 p. 2-7
    発行日: 2024/03/10
    公開日: 2024/03/10
    ジャーナル オープンアクセス

    第74回コロイドおよび界面化学討論会は2023年9月13~15日に信州大学長野(工学)キャンパスで行われました。新型コロナウイルスに伴う規制が緩和され対面での実施が容易になったため、Lectureship award受賞者であるニューカッスル大学(オーストラリア)のErica Wanless教授、およびルンド大学(スウェーデン)のTommy Nylander教授についても来日・学会に直接ご参加いただくことが可能となりました。Wanless教授およびNylander教授は、いずれも第一線のコロイド界面化学研究者であるだけでなく、コロイド界面学会の会長という重職の経験者/現職でもあります(Wanless教授:Australasian Colloid and Interface Society, 2022、Nylander教授:European Colloid and Interface Society, 2023-2024)。また、Wanless教授とNylander教授はお二人とも、長年にわたって日本の産学と共同研究を行っており、日本との強い協力関係をお持ちです。Lectureship award受賞はこれまでの日本との関係を振り返っていただくとともに、将来についてのお考えも伺う良い機会と考えました。そこで、先生方が日本とこれまでどのように関係を築いてこられたのか、また日本のコロイド界面科学研究の国際化にどのような期待をされているか等、についてご寄稿を依頼しました。部会の雑誌はこれまで基本的に日本語で出版されていますが、今回は例外としてWanless教授とNylander教授の寄稿は原文(英語)そのままで出版することとしました。世界的にも一流と認められる教授の(論文ではない)英語をそのまま目にすることのできる数少ないチャンスと考えたためです。

    〔担当:マクナミー・キャシー(主担当)、景山元裕、熊谷仁志、近藤剛史、柴田裕史(五十音順)〕

     

    Wanless教授からの寄稿:「長い友情:日本-オーストラリアのコロイドと界面化学」

    A Long Friendship: Japan-Australia Colloid and Interface Science

    The University of Newcastle Erica Wanless

     

    Nylander教授からの寄稿:「ヨーロッパにおける日本コロイド・界面化学」

    Japan Colloid Interface Science in Europe

    Division of Physical Chemistry, Lund University, President of European and Colloid and Interface Society Tommy Nylander

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