ケモインフォマティクス討論会予稿集
第28回情報化学討論会 大阪
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口頭発表
多目的遺伝的アルゴリズム(GA)を用いたPLS構築時におけるサンプル選択
*新澤 英之中川 武大丸尾 勝彦尾崎 幸洋
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p. J09

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抄録

PLS回帰分析に遺伝的アルゴリズム(GA)を組む合わせ、検量線構築時にアウトライヤーの除去を行う手法を新たに提案する。本手法は多目的GAにより、トレーニングセットだけでなくテストセットの結果も考慮したパレート最適解を求めることが可能で、これによりモデルのデータセットへの過度の適合を避けることができる。皮膚上より測定した近赤外スペクトルに対し本手法を適用したところ、GAによるアウトライヤー除去により血糖値に関する検量線の相関係数および予測値標準偏差の値が改善された。

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© 2005 日本化学会
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