主催: 日本化学会情報化学部会
共催: 日本薬学会, 日本農芸化学会, 日本分析化学会, 日本コンピュータ化学会, 大阪大学大学院薬学研究科, 教育システム情報学会 (協賛)
p. J09
PLS回帰分析に遺伝的アルゴリズム(GA)を組む合わせ、検量線構築時にアウトライヤーの除去を行う手法を新たに提案する。本手法は多目的GAにより、トレーニングセットだけでなくテストセットの結果も考慮したパレート最適解を求めることが可能で、これによりモデルのデータセットへの過度の適合を避けることができる。皮膚上より測定した近赤外スペクトルに対し本手法を適用したところ、GAによるアウトライヤー除去により血糖値に関する検量線の相関係数および予測値標準偏差の値が改善された。