ケモインフォマティクス討論会予稿集
第31回情報化学討論会 東京
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口頭発表
結晶計算法による結晶多形解析の実践
*小畑 繁昭高田 康仁後藤 仁志
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p. O3

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抄録
新規医薬品の開発において,結晶多形現象の解析は,期待する結晶の物性を得るために非常に重要である.最近,我々は,分子力場法に基づく結晶計算による結晶多形解析法を開発した.本研究では,この手法をアセチルサリチル酸(アスピリン)に適用し,その結晶多形,特に配座多形の解析を行った.結果,カルボキシル基がs-transである配座多形がChain型の水素結合ネットワークを形成し,最も安定な分子間相互作用エネルギーを示すことがわかった.
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© 2008 日本化学会
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