主催: 日本化学会情報化学部会
共催: 日本薬学会, 日本農芸化学会, 日本分析化学会, 日本コンピュータ化学会, 教育システム情報学会 (協賛)
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カゼインキナーゼ2 (CK2) は、癌、感染症、腎炎等の疾患の標的タンパク質と考えられており、多様な骨格を有する阻害剤が報告されている。これらの多くはCK2の補酵素であるATPの結合部位に結合し、ATP競合型の阻害様式を示す。一方、アカミノキ由来の阻害剤ヘマテインは、ATP結合部位に加え、他の部位にも結合し混合阻害型の様式を示すことが報告されているが、その結合様式は明らかにされていない。そこで、ヘマテインのCK2への結合様式をドッキングシミュレーションとMM/PBSA法により予測した。