ケモインフォマティクス討論会予稿集
第36回情報化学討論会 つくば
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口頭発表
Pottsモデルの平均場理論:イオン液体における配座変調された分子間相互作用への応用
*早瀬 修一野上 敏材伊藤 敏幸
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p. O12

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抄録

置換基による一個の分子に対する構造改変が分子集団の巨視的物性に与える効果を予測できるかという問は,化学における基本的な問題の一つである.この問題の具体例の一つが,最近注目を集めているimidazolium系イオン液体である.imidazolium系イオン液体は側鎖にヘテロ原子を導入することによりその物性を制御できる可能性を秘めている.我々は,既にPottsモデルを比較的簡単な1-methyl-3-propylimidazolium(pmim)塩の二体系に適用し,その相互作用行列が密度汎関数法により計算できることを示した.今回我々は,N体系Pottsモデルの平均場近似をpmim塩に適用しやすい形に定式化し,系の秩序変数を数値計算したのでその結果を報告する.

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