ケモインフォマティクス討論会予稿集
第36回情報化学討論会 つくば
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口頭発表
DFT計算を用いたカルボン酸pKa算出法の開発
*堀 憲次小川 光博隅本 倫徳
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p. O13

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抄録
これまで,理論計算を用いて正確にpKaを算出する試みが数多くなされてきたが,必ずしも成功していない。本研究では,カルボン酸の周りに8個の水分子を配置したイオン化反応を考えた。この反応の気相中298.15Kにおける反応自由エネルギーは,B3LYP/6-311++G(d,p)レベルの計算の構造最適化と振動解析により評価し,溶媒効果はCPCM法で近似した値を用いた。この方法により,ほとんどのカルボン酸で実測値との差がpKaユニットで1.0以下の差で算出することが可能となった。
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