ケモインフォマティクス討論会予稿集
第37回情報化学討論会 豊橋
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ポスター発表
回文フラグメントに注目したタンパク質アミノ酸配列特徴解析システムの開発
*三浦 智大加藤 博明
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p. P04

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抄録

タンパク質のアミノ酸配列とその立体構造、及び機能との間には密接な関係があることは知られている。本研究では、中心残基とその対称な近傍残基の組み合わせに基づいたタンパク質配列特徴表現を提案するとともに、NCBI RefSeq(HUMAN)の35,665エントリ(総残基数19,864,982)を対象に、網羅的な回文ペプチドフラグメントデータベースを構築した。各サイズのすべての回文フラグメントは、その中心残基、のべ出現回数、出現エントリ数、構成アミノ酸種類数の情報とともに階層的に格納される。例えば、“PPGPP”のようなサイズ5の回文フラグメントの場合、6,213 / 8,000パターン(のべ157,481件)出現している。PROSITEモチーフパターンと、データベース内のフラグメントの特徴解析を試みた結果、共通のタンパク質ファミリーに関係する固有の回文フラグメントを見出すことができた。

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