ケモインフォマティクス討論会予稿集
第37回情報化学討論会 豊橋
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ポスター発表
量子化学的類似性を記述子とする薬物分子生理活性解析
*飯田 瑞貴牧山 恵理香岩根 陵杉本 学
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p. P28

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抄録

我々の研究室では、電子状態計算から得られる情報を活用して、機 能性物質を提案する手法の開発を進めている。本研究では、電子状態計算の知見からチロシナーゼ阻害剤を提案することを目的として、統計解 析手法を応用した。チロシナーゼ阻害剤の電子状態に関する記述子を用いて、各記述子と阻害活性の相関を調査した。さらに、用意したすべて の記述子を用いて多変量解析を行い、阻害活性の予測モデルを作成した。得られた予測モデルを用いて、農作物に含まれる成分の中でチロシ ナーゼ阻害剤となりうるものを検討したところ、阻害機能を有していることが既知である成分が、分析結果からも高い活性があることが予測されたことから、本手法により阻害活性の有無を予測できると示唆される。

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