ケモインフォマティクス討論会予稿集
第39回ケモインフォマティクス討論会 浜松
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ポスター発表
局所説明変数を用いたスパースモデリングによる異性体エネルギーの推定
*小野田 遼小林 正人武次 徹也
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p. P15-

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抄録
原子電荷のような局所的な説明変数でエネルギーを簡便にモデル化することができれば、量子化学計算の計算量の大幅削減が可能である。我々は、C3H6O2の異性体40種に対してMulliken、Lowdin、Natural、ESP電荷を説明変数としたMC+推定によるエネルギーのモデル化を試みた。その結果、少ない変数で当てはまりの良いモデルを作ることができた。次に対象をC8H10O2、C9H10O2、C9H10O3、C10H12O2異性体群に拡張した。しかし、良いモデルを作ることはできなかった。そのため環の数を加えて説明変数の改良を行うと、ある程度の共通性を持った良いモデルを作成することができた。そして、良いモデルには必ず炭素中で最も大きなNatural電荷および6員環の数が含まれていることが分かった。
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