主催: 日本化学会ケモインフォマティクス部会
会議名: ケモインフォマティクス討論会
回次: 41
開催地: 熊本
開催日: 2018/10/26 - 2018/10/27
p. 2B03-
生体アミン受容体は昆虫の摂食行動を制御するため、新規害虫防除剤の標的となる。本研究では、太田らが実験的に調べたカイコのドーパミン受容体に対する35個の化合物に注目し、そのアンタゴニスト活性の理解・予測のために予測モデルを作成した。我々の予測モデルでは、リガンドと受容体との電子的相互作用がリガンド-受容体複合体の形成の鍵であると考えたため、電子状態計算から得られた電子的記述子を説明変数に用いた。さらに、予測モデルを参照して、植物の二次代謝物の電子状態情報を格納したデータベース(5733個の化合物)の中から、高活性化合物を探索した。