ケモインフォマティクス討論会予稿集
第41回ケモインフォマティクス討論会 熊本
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口頭発表
電子状態インフォマティクスによる生体アミン受容体アンタゴニストの探索
*森川 郁美荒川 正幹太田 広人杉本 学
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p. 2B03-

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抄録

生体アミン受容体は昆虫の摂食行動を制御するため、新規害虫防除剤の標的となる。本研究では、太田らが実験的に調べたカイコのドーパミン受容体に対する35個の化合物に注目し、そのアンタゴニスト活性の理解・予測のために予測モデルを作成した。我々の予測モデルでは、リガンドと受容体との電子的相互作用がリガンド-受容体複合体の形成の鍵であると考えたため、電子状態計算から得られた電子的記述子を説明変数に用いた。さらに、予測モデルを参照して、植物の二次代謝物の電子状態情報を格納したデータベース(5733個の化合物)の中から、高活性化合物を探索した。

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