ケモインフォマティクス討論会予稿集
第42回ケモインフォマティクス討論会 東京
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ポスター発表
機械学習を用いた分子に関する諸量調査の試み
*林 亮子
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p. 1P23-

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抄録

本研究は,データマイニングを用いて沸点と融点の自動分類を試みた.本稿では決定木を用いた現在得られている結果を紹介する.今回使用するのは炭素,酸素および水素からなる化学物質に限る.記述子は化学物質の特徴的な部分構造の個数を直接用いる.264件の分子データを用いて沸点を分類する決定木と融点を分類する決定木を作成した.テストデータ30件を決定木に入力して沸点と融点を予測した結果,沸点はRMSE34.7程度,誤差の絶対値は最大74.5Kで予測できた,一方,融点は誤差絶対値が最大156Kと大きく,融点の分類と予測は困難であった.

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