リアルオプションと戦略
Online ISSN : 2189-6585
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JAROS 2018 研究発表大会 講演要旨
リアルオプション分析におけるソフトウエアの活用
R, PythonからIBM Watsonまで
今井 潤一
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キーワード: R, Python, IBM Watson, AI
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2018 年 10 巻 3 号 p. 27-31

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抄録

リアルオプション研究の中でも,ケーススタディのように現実の事業分析を行う場合や,データを用いた実証研究を行う場合には,数値データを分析するために様々なソフトウエアの活用は必要不可欠である.さらに,従来の統計的手法に加えて,近年では機械学習を用いた分析も盛んになってきている. リアルオプション分析で通常用いられる金融データに関しては,定量データに加えいわゆる非構造化データに含まれる情報の価値についての分析も始まっている.例えば原資産のモデル化のときに定量データが十分にそろわないことが多い.この意味で非構造化データの活用には大きな可能性が潜んでいると考えられる. 本セッションのゴールは以下の3つである.第1に,データ解析のためのソフトウエア環境の現状を伝えること,第2に,ソフトウエアやサービスの利用の仕方の様子を伝えること,そして第3に実際に利用してみた感想を特にメリットと困難さに関して,紹介することである.今回は,チュートリアルセッションということから,初心者が新しいソフトウエアやサービスに初めて触れたときを意識して,セッションを進めたいと思う.同時に,講演には個人的な感想が相当量含まれており,必ずしも客観的事実だけではないことをあらかじめ御承知いただきたい

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© 2018 日本リアルオプション学会
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