理学療法学Supplement
Vol.30 Suppl. No.2 (第38回日本理学療法学術大会 抄録集)
セッションID: PO498
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地域リハビリテーション
訪問リハビリテーションの情報提供における情報技術利用の試み
*深松 多津子長谷 久美子高田 欣司森田 知栄子
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抄録
【はじめに】利用者に関わる他サービス事業者へ情報提供は、居宅サービス事業者にとって重要な役割の一つである。情報提供を行なう場合には、効率よく、正確に、わかりやすくする必要がある。また、充分な情報提供は利用者サービスの向上に繋がるものである。今回、当訪問看護ステーションでは情報技術(以下、IT)を利用した情報提供を試みた。更に、情報を提供した他サービス事業者に対してアンケートによるモニタリングも実施したので、考察を交えて報告する。【方法】利用者にインフォームドコンセント(以下、IC)を行ない、許可がえられた利用者に限り、在宅でのADL、基本動作、指導などの様子を撮影する。その情報(動画、静止画)をコンパクトディスクなどに記録しコメントを添えて、連携が必要と思われるサービス事業者に対し情報提供を行なう。遠隔地のサービス事業者に対しては電子メールを活用する。尚、このような情報提供のあり方を検証するために、提供先のサービス担当者へアンケートを実施し、検討を行う。【結果】今回、失語症を呈し言語聴覚士の助言を必要とする場合や、ADL動作及び介助方法の工夫が必要な場合などの5症例において、ITを利用した情報提供を試みた。情報提供を実施した事により、的確なアドバイスを得る事ができたり、共通したADL動作の指導が可能になるなど、利用者サービスの向上に繋げることができた。  アンケート結果においては、医師、看護師、介護士、言語聴覚士、義肢装具士等からの回答が得られた。ITを利用した情報提供を受けて、「わかりやすかったか」「役立ったか」という質問に対しては賛否が分かれた。効率性・今後のITを利用した情報提供の継続に対しては、「効率的である」「継続を望む」という回答が多数であった。尚、意見ととして、「撮影の仕方の工夫」「詳しい説明」など、「わかりやすさ」の改善を望むものが多かった。【考察】我々訪問リハビリスタッフが得た評価結果やADLに関する情報を、関連するサービススタッフにわかりやすく提供することは、スタッフ間の連携をより円滑にし、利用者に対するサービスの向上を目指す上で非常に有効であると考えられる。今後の改善点として、異なる職種に情報提供を行なう場合には、目的をはっきりさせ、その職種の視点にたった目線での情報提供が大切であると考えられる。また、IC及び情報管理の徹底など、我々訪問リハビリスタッフの資質の向上が必要であると考えられる。
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© 2003 by the Sience Technology Information Society of Japan
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