抄録
近年、「まちづくり」に光が当てられ、全国で様々な「まちづくり」が展開されている。本稿では、それぞれの自然・文化・歴史等の地域資源を活かしながら、「まちづくり条例」を制定し、そのもとで個性・独自性のある「まちづくり」を進めている福井県小浜市、山形県酒田市、岐阜県笠松町の事例について取り上げ、事例報告を行う。小浜市については「食のまちづくり」、酒田市については「公益のまちづくり」、笠松町については「道徳のまちづくり」にそれぞれ取り組んでいる。それらの事例について調査・整理し、事例を踏まえた考察を行う。最後に全体を総括し、今後の研究課題について述べる。