関西医科大学耳鼻咽喉科学教室
高知医科大学耳鼻咽喉科学教室
1981 年 6 巻 1 号 p. 51-57
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鼻咽腔閉鎖度の総合的判定に,CTがどの程度有用かを正常例5例と口蓋裂その他の鼻咽腔不全例5例とを対象とし,調べてみた.4.5秒という短時間で一断面撮影が可能なCT機種を用い,安静時,及び「ア」,「イ」発声時の鼻咽腔水平断撮影を行なった.その結果,従来のレ線,的方法では不可能であった,鼻咽腔閉鎖の総合的な運動性を一枚のレ線フィルムで記録することができ,閉鎖不全改善のための治療方針決定に資するものと考えられた.
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