日本口蓋裂学会雑誌
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昭和大学歯科病院矯正科における開設以来過去3年間の口蓋裂患者の受診状態について
北林 治義大塚 純正柴崎 好伸福原 達郎
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1982 年 7 巻 1 号 p. 93-98

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抄録

昭和大学歯科病院矯正科に.1977年6月より1981年1月までの約3年間に197名の口唇裂.口蓋裂患者が来院した.この患者数は矯正科の全患者数の20%にあたる.これらの患者を統計的に観察した.その主な結果は以下の如くである.
1.裂型分類
左側唇顎口蓋裂31.5%左側唇顎裂9.1%
右側唇顎口蓋裂16.2%右側唇顎裂6.6%
両側性唇顎
口蓋裂20,3%両側性唇顎裂4.6%口蓋裂9,1%
2.crossbiteを伴なうものは.全患者の73%を占める.3
.アングル分類のIII級のものは約半数である.

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© 一般社団法人 日本口蓋裂学会
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