臨床美術ジャーナル
Online ISSN : 2758-3457
Print ISSN : 2187-316X
研究報告
次世代教育に希求される臨床美術の可能性
保坂 遊
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2022 年 11 巻 1 号 p. 31-37

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抄録

「現代美術」の思考法と,次世代教育における「美術教育」の方向性,感性を引き出し自己肯定感を高める「臨床美術」について,インパクト,コンセプト,レイヤー,鑑賞といったフレームを用いて各領域の特徴を比較検討した。現代美術の挑戦的思考が,様々な領域へプロットされ活用されること,臨床美術が培ってきた実践アプローチを美術教育に充実させること,臨床美術における主体性への課題等が抽出され,これらの検討によって社会における様々な課題解決へ美術が寄与できる価値は更に高まるものであると考えられる。

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© 2022 臨床美術学会
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