J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

臨床神経学
Vol. 49 (2009) No. 4 P 149-157

記事言語:

http://doi.org/10.5692/clinicalneurol.49.149

総説

糖尿病性ニューロパチーはもっとも頻度の高いニューロパチーである.しかしながら,その病態は複雑であり病型分類や治療法は確立していない.糖尿病多発ニューロパチーが主要病型であるが,多くの患者は他病型,他疾患に起因する疾患を併発することが多い.治療に当たっては正確な病態把握をおこなう必要がある.発症予防には,血糖管理以外に禁煙,禁酒,血圧管理が有効である.治療に際して,至適レベルのHbA1c 6.5%以下に管理することは難しい.唯一の治療薬,アルドース還元酵素阻害薬を使用するに際しては評価に神経機能検査を実施するべきである.今後,成因仮説に立脚した薬物開発を推進すると共に神経組織への効率の良い標的化を目指し,より強力な治療法の開発が望まれる.

Copyright © 2009 日本神経学会

記事ツール

この記事を共有