東京大学医学部附属病院神経内科
京都大学内科学講座臨床免疫学
2014 年 54 巻 12 号 p. 1113-1114
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筋炎の病態は多様であり,さまざまな特徴的な病理像と筋炎自己抗体が出現することが知られている.筋炎の約7割で筋炎自己抗体が出現するが,組織PM像では自己抗体の出現は少なく,筋束周辺部萎縮像では抗Tif1γ,抗Jo1,抗Mi-2抗体が出現し,筋内鞘血管補体沈着病理像では抗Tif1γ,抗MDA5,抗ARS抗体が出現,壊死性筋炎の多くの症例で抗SRP抗体が出現する.筋炎自己抗体と病理像からの筋炎へのアプローチは病態解明において相互に補う関係にある.
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